1/43のミニカーを実車のように撮影し、実車の現役時代を紹介するこのコーナー、今回は2011年のスーパーGT GT500クラスチャンピオンマシンであるモーラGT-Rを取り上げていきたいと思います。
ザックリ見出し
GT500クラス初参戦でのチャンピオン
1988年に設立したモーラは、2005年からフェアレディZでスーパーGT GT300クラスに参戦します。
そして2008年にGT300クラスでドライバーとチームのダブルチャンピオンを獲得し、以降もGT300クラスの有力チームとして活躍します。
2011年にGT500クラスにステップアップすると、柳田真孝選手とロニー・クインタレッリ選手が駆るGT-Rは優勝1回と2位4回という安定感で、クラス初参戦にして見事にドライバーとチームのダブルチャンピオンに輝くのでした。
モーラGT-R2011年仕様を実車のように撮る!
それでは1/43のモーラGT-R2011年仕様を撮影していきます。
もちろんテーマはいつものように、『実車のように撮る!』です。
ピットガレージにたたずむモーラGT-R。
ピットインするモーラGT-R。
ちなみに同じGT500マシンでも2013年以前のGT-Rと、クラス1導入後の2014年以降とでは、マシン形状が明らかに異なります。
こちらが2018年仕様のGT-Rですが、ボンネットの長さ、フェンダーやドア下、リヤウイングの形状など、ミニカーで見ると違いは歴然ですね。
モーラGT-Rの2011年仕様をダミーグリッドに持ってきました。
フェンダーのフィンはまるで魚のエラのようですが、これは当時のスーパーGTで流行った形状です。
モーラGT-Rのとなり、セカンドグリッドに位置するのは、ナカジマレーシングのHSV-010。
サイドウィンドの小窓も当時のマシンの特徴です。
タイヤのサイドウォールにはブルーのロゴ。
モーラはニスモと同じく長年ミシュランタイヤを採用していました。
カーナンバーはGT300時代から【46】をつけていました。
以上、1/43の2011年仕様のモーラGT-Rを実車のように撮影してみました。
今回登場したミニカー
今回撮影に登場したミニカーを紹介します。
【エブロ製】モーラGT-R 2011年仕様
スーパーGTマシンのミニカーを多く手がけるエブロ製で、2019年に静岡市のエブロギャラリーで購入しました。
【エブロ製】ナカジマレーシングHSV-010 2013年仕様
モーラGT-Rと同じくエブロギャラリーで購入したミニカーです。
【エブロ製】ニスモGT-R 2018年仕様
ニスモGT-Rも上の2台と同じくエブロギャラリーで購入したエブロ製のものです。
最後に
2011年にGT500クラス初参戦ながらシリーズでダブルタイトルを獲得したモーラは、翌2012年も連続でチャンピオンに輝くという快挙を成し遂げました。
このような素晴らしいデビューシーズンとセカンドシーズンを送ったモーラでしたが、2020年現在スーパーGTにその姿はいません。
理由は定かではありませんが、2017年シーズンを最後に突如としてスーパーGT舞台を去ったのです。
友好的に見えた日産との関係が悪化したのか、それとも財政的に厳しくなったのか・・・。
モーラのこの撤退はチームからの発表がなく、謎が深まるばかりです。
会社としてはまだ存続しているので、いつの日かまたスーパーGTに復帰して強かったモーラを私たちファンに見せてもらいたいものです。
以上、今回は1/43のモーラGT-R2011年仕様を、実車のように撮影し実車の現役時代を振り返ってみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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