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【有名鉄道撮影地巡り】今月引退のドクターイエローT4編成をライカM11で撮る!(東海道新幹線 静岡-掛川)

2000年10月から運用しているJR東海所有の新幹線923形電車、通称ドクターイエローT4編成は、昨年6月に、2025年1月を以て退役引退することを発表しました。

本日2025年1月18日(土)と明日はドクターイエローT4編成引退前の最後の週末運行。最後の勇姿をお気に入りのカメラに収めたいと思い、ライカM11にズミクロン35mmを装着して、用宗の撮影スポットを訪れました。

本日の撮影スポット

今回の撮影地は東海道本線用宗駅近くの高台です。

用宗駅を出て北東に進み、線路を渡ったら程なくして左折。線路沿いに進み、用宗浅間神社を過ぎた角を右折して、農道の急坂を登ります。

そして左のヘアピンカーブを曲がらずに、右折した場所が今回の撮影地になります。

尚、この場所の他にも農道のさらに上や、トンネルの上や脇、さらにはそのトンネルの出口など、この場所は撮影スポットが点在していますので何度も楽しめます。

クルマで訪れたい方は付近に持舟城址駐車場を拝借する手もありますが(本日は満車)、拝観されない方は避けた方がよさそうですね。

ちなみに私は自宅から近いためモンキー125で現地入り。小さい車体の恩恵を最大限に受けました。

撮り鉄だけでなく一般ファンも詰めかける

ということで、ドクターイエローの通過が予想される30分ほど前に到着しましたが、すでに多くの撮り鉄さんが場所取りをしていました。

そしてりトンネル脇や上の農道(見にくいですが写真の上端ガードレールの上ね)にも。

また、撮り鉄さんだけでなく小学生も多数。T4編成引退の報道がなされている関係か、鉄道ファンだけではなく一般の方も詰めかけてお祭り騒ぎです。

さて、まずは行き交う新幹線で構図を決めます。

本来この撮影ポイントは、トンネルに近い場所から中望遠で狙うのがセオリーですが、そちらはすでに先乗りの撮り鉄さんが陣取っており、そもそも今回は広角に近い35mmの単焦点レンズで短い6両編成のドクターイエローを伸びやかに撮りたかったので、この場所が最適でしょう。

現在は先頭部分に雲が掛かっている状態ですが、彩度の低いM型ライカのJPEGの描写がいい感じ。架線柱の影も気にならないし、ドクターイエローもできれば曇りで撮影したいのですが・・・。

そんなことを思っていたのも束の間、次第に雲は切れ、御天道様が顔を出しました。

まあ、本日はドクターイエローにとっての晴れの日なので、太陽の陽を浴びる方が絵になるでしょう。

ドクターイエローT4編成がやってきた!

そして時刻は12時50分になり、子供たちの「来たー!!!」の声援ともに、陸橋の下から黄色い車体が見えてきました。

ドクターイエローの姿がみるみる大きくなり、

ここで、「ファーーーンッ!!」とタイフォンをブチかます。

引退間近、沿線のファンに対しての大サービスにちょっと感動・・・。

さあ、撮影も佳境、次が勝負だっ!

いいじゃない!?

もう一発っ!

あ゛ーーーっ! 影が・・・。お顔に架線柱の影が入ってしまった・・・。

秒間4.5秒と連写に弱いライカM11なので仕方がない。

ということで今回のベストショットはこちらに認定。

フロントウインドのT4のマークもしっかり確認できました。

今回の撮影機材

最後に今回の撮影で使用したカメラ機材を紹介します。

カメラ

今回はドクターイエロー撮影で初めてライカ M11を使用しました。

本来ならば連写性能で優れるキヤノンEOS R5の方が新幹線撮影に向いていますが、おそらく最後になるであろう現役のT4編成の撮影は、お気に入りのカメラで撮影したく、ライカM11にしました。

秒間4.5秒の連写が少々仇となりましたが、やっぱりM型ライカの撮影は気持ちよく、吐き出すJPEGは独特の描写です。

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レンズ

装着するレンズはライカ ズミクロンM f2/35mm ASPH.。

今回のような移動が難しい場所での単焦点はリスクがありますが、ロケハンを行い使用することにしました。

結果は持っていって大満足。ピントがバッチリ合った時の単焦点非球面レンズの描写力はさすがです。

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最後に

今回は用宗駅近くの撮影スポットで、引退間近のドクターイエローT4編成を撮影してみました。

このポイントはこれまでに何度も訪れましたが、今まで以上に多くのファンがいて、幸せの黄色い新幹線の人気の高さと、引退を嘆くファンの気持ちが伺えました。

そして驚いたのがタイフォン。

今まで各地の人気スポットでドクターイエローを撮影してきましたが、タイフォンのサービスは初めて。声援に応えてくれた運転士さんの心意気にちょっと感動しました。運転士さんも引退を嘆いでいるのかな。

本日は沿線の各所で、ギャラリーに注目されながらドクターイエローを運行している運転士さん。きっと気持ちいいでしょうね。

もちろん私たちファンはドクターイエローには乗車できませんが、この1本前ののぞみ号に乗れば、少しだけその気持ちを体験できるかも。T5編成が引退する2027年までにはそんな体験をしてみたいです。

ということで今回は以上。最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。