F1界の名門チームであるマクラーレンは、1966年の初参戦以来、138勝※という多くの勝利をあげてきた。
※2021年シーズン終了時点
その138回の勝利はどのドライバーによって、チームにもたらされたものなのか?
そこで今回は、マクラーレンでの勝利数の多いドライバー10人を、ランキング形式で見ていきたいと思う。
【第10位】デニス・ハルム
6勝
在籍期間・・・7年(1968-1974)
マクラーレンでの優勝回数で10位にランクインしたのはデニス・ハルム。
チームの創設者であるブルース・マクラーレンと同郷のハルムは、マクラーレンのチームメイトとして1968年に加入した。
1970年にマクラーレンが事故でこの世を去った後もチームに残り、長くエースドライバーとして活躍し、8回の優勝をチームにもたらした。
マクラーレン在籍時の優勝レース一覧
勝利順 | 年 | Rd. | グランプリ |
---|---|---|---|
1 | 1968 | 9 | イタリア |
2 | 1968 | 10 | カナダ |
3 | 1969 | 11 | メキシコ |
4 | 1972 | 2 | 南アフリカ |
5 | 1973 | 7 | スウェーデン |
6 | 1974 | 1 | アルゼンチン |
【第8位タイ】ジェンソン・バトン
8勝
在籍期間・・・8年(2010-2017)
マクラーレンでの優勝回数第8位は二人いるが、そのひとりがジェンソン・バトン。
バトンは2009年にブラウンGPでチャンピオンを獲得した翌年にマクラーレンに加入した。
チームメイトのルイス・ハミルトンに速さでは敵わなかったたが、レースでは巧みなレース運びでチームメイトと互角に渡り歩き、マクラーレンで通算8勝をあげている。
マクラーレン在籍時の優勝レース一覧
勝利順 | 年 | Rd. | グランプリ |
---|---|---|---|
1 | 2010 | 2 | オーストラリア |
2 | 2010 | 4 | 中国 |
3 | 2011 | 7 | カナダ |
4 | 2011 | 11 | ハンガリー |
5 | 2011 | 15 | 日本 |
6 | 2012 | 1 | オーストラリア |
7 | 2012 | 12 | ベルギー |
8 | 2012 | 20 | ブラジル |
【第8位タイ】ニキ・ラウダ
8勝
在籍期間・・・4年(1982-1985)
同じくマクラーレンで8勝をあげて第8位に入ったのが、伝説のチャンピオンであるニキ・ラウダ。
ラウダは1979年を最後にF1を離れるが、1982年にマクラーレンから復帰して4年間を過ごし、1984年には同チームで5勝して、キャリア最後となる3度目のチャンピオンを獲得している。
マクラーレン在籍時の優勝レース一覧
勝利順 | 年 | Rd. | グランプリ |
---|---|---|---|
1 | 1982 | 3 | アメリカ西 |
2 | 1982 | 10 | イギリス |
3 | 1984 | 2 | 南アフリカ |
4 | 1984 | 5 | フランス |
5 | 1984 | 10 | イギリス |
6 | 1984 | 12 | オーストリア |
7 | 1984 | 14 | イタリア |
8 | 1985 | 11 | オランダ |
【第7位】ジェームス・ハント
9勝
在籍期間・・・3年(1976-1978)
第7位はイギリスのジェームス・ハントが入った。
1976年にマクラーレンに加入したハントは、デビューから4年目を迎えていた名車M23との相性がよく、この年にフェラーリのニキ・ラウダと死闘の末に6勝をあげてチャンピオンに輝いている。
ハントは1978年までの3年間しか在籍していないが、短い期間にマクラーレンで9回の勝利をあげている。
マクラーレン在籍時の優勝レース一覧
勝利順 | 年 | Rd. | グランプリ |
---|---|---|---|
1 | 1976 | 4 | スペイン |
2 | 1976 | 8 | フランス |
3 | 1976 | 10 | ドイツ |
4 | 1976 | 12 | オランダ |
5 | 1976 | 14 | カナダ |
6 | 1976 | 15 | アメリカ東 |
7 | 1977 | 10 | イギリス |
8 | 1977 | 15 | アメリカ東 |
9 | 1977 | 17 | 日本 |
名門マクラーレンで、さらに多く優勝しているドライバーはだれだ?
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