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レース撮影を50回以上した私のカメラリュックの中身を公開します!

モータースポーツ中毒者のぴぴと申します。

今回はモータースポーツ撮影を50回以上経験した私が辿りついた、現在のカメラリュックの中身を公開したいと思います。

カメラ

カメラはレース撮影用・ピットウォーク用・スナップ用の3台を持ち込みます。

レース撮影用カメラ

現在のレース撮影用メインカメラは、一眼レフ機キヤノンEOS5D MarkⅣを使用しています。

以前はキヤノンEOS60DやキヤノンEOS7D MarkⅡを、ともに1年半ほど使用していましたが、AIサーボ(動体追従オートフォーカス)性能の良さやフルサイズ機で高画質に記録したいと考え、キヤノンEOS5D MarkⅣを購入し、3年近く使用しています。

ミラーレス機の台頭から、後述のソニーα7RⅢも試してみましたが、EVF特有のカクツキが気になりすぐにやめました。

せっかくサーキットに来ているのだから、EVFの小さなテレビで見るのではなく、OVF(=生)で見ないとね。

ピットウォーク用カメラ

ピットウォークではソニーα7RⅢを使用しています。

以前はレース撮影用と同じ一眼レフにレンズを変えて使用していましたが、ピットウォークではレーシングドライバーやレースクイーンなどの人物撮影が多く、多くの方の中での撮影のため、小型軽量で瞳オートフォーカスですぐにピントが合う同機を持ち歩きます。

スナップ用カメラ

イベントブースやパドックエリアでのスナップ撮影用に、リコーGRⅢをポケットに入れています。

ソニーα7RⅢでもいいのですが、カメラリュックにしまうと取り出すのが面倒で、つい撮影を諦めてしまいます。

そんな時ポケットにあると、サッと取り出しサクッと撮影ができる、同機は最強のスナップシューターです。

iPhoneでも同じだろ! というツッコミが入りそうですが、APS-Cサイズの大型センサー搭載機とみじんこセンサーのiPhoneとでは吐き出す絵が違います!

レンズ

サーキット撮影で持っていくレンズを、シチュエーション毎に紹介します。

レース撮影用レンズ

レース撮影用レンズ、すなわちキヤノンEOS5D MarkⅣに装着するレンズは、キヤノンEF100-400mm F4L IS Ⅱ USMを使用します。

しかし、フルサイズ機にテレ端400mmでは焦点距離が足りなく、エクステンダー1.4×Ⅲを装着することが多いです。

ピットウォーク用レンズ

ソニーα7RⅢに装着するピットウォーク用レンズは、キヤノンEF85mm F1.4L IS USMもしくはソニーFE24-105mm F4 G OSSです。

キヤノンEF85mm F1.4L IS USMの場合は、シグマMC-11を介してソニーα7RⅢに装着します。

本来は単焦点で綺麗なボケが期待できるキヤノンEF85mm F1.4L IS USMを持ち込みたいのですが、ゴールデンウィークに富士スピードウェイで行われるスーパーGTなど、人混みで距離が確保できない時には便利ズームのソニーFE24-105mm F4 G OSSを持ち込みます。

コンパクトフラッシュ・SDカード

レース用のEOS5D MarkⅣでは連写を多用したり、何千枚もの画像データをMacに読み込むため、読み書きの速度は重要視します。

コンパクトフラッシュはSanDiskの64GB 160MB/秒、SDはSanDiskの128GB 300MB/秒を使用しています。

ソニーα7RⅢとリコーGRⅢには、高性能を追求するものではなく、レース用のレギュラーを外れたSDカードを挿入します。

一脚

サーキットを見回すと一脚を使用しないアマチュアカメラマンも多いのですが、超スローシャッターを多用する私にとって一脚は必需品です。

メーカーや素材は何でもいいのですが、6段式と折りたたむと非常にコンパクトでカーボン素材のため軽量な、SIRUIのP-326というモノを使用しています。

2年ほど使用していますが不満点もないし、なんといってもモータースポーツ好きはカーボンが好きなんです。

NDフィルター

モータースポーツ撮影ではスローシャッターを多用しますが、特に私は超スローシャッターが好きで、1/8から1/30を多用します。

そんな時、Tv(シャッター速度優先)で撮影するとF値が跳ね上がり小絞りボケが懸念され、レンズのサングラスであるNDフィルターを装着して対策します。

私はND4とND8を持って行きますが、晴天時にシャッタースピード1/8から1/20くらいで撮影するとND8でも足りないため、ND16の購入を検討しています。

カメラレインカバー

カメラ用のレインカバーも持って行きます。

最近のカメラは防塵防滴のため、少々の雨では操作性悪化を嫌いカメラやレンズの上にタオルを置いて対応しますが、大雨の際はやはり高額商品のため心配になり、レインカバーを装着します。

折り畳むとコンパクトなので、雨の心配が無い時でもカメラバッグに入れておきます。

予備バッテリー

レース用カメラのバッテリーも必ず持って行きます。

何千枚もの撮影のため、少なくともバッテリー1本は消費しますので、一応2本の予備バッテリーを携帯します。

カメラ機材以外

以下、カメラ機材以外でカメラリュックに入っているものです。

観戦チケット

富士スピードウェイではWORLD CHEKA Paddock PASS、その他のサーキットでは観戦チケットを持って行きます。

忘れると高価な当日券を買う羽目になります。

ポンチョ

サーキットは山奥にあるため、急な雨に対応するため簡易ポンチョを入れてあります。

サインペン

パドックを歩いているとレーシングドライバーや監督、レジェンドなどに遭遇するので、一応緊急用に持っていますが使用したことはありません。

WECでは高橋国光監督と隣り合わせでタバコを吸いましたが、ビビって声をかけられませんでした。

先日は誰も居ないトランスポーターの影で、前から黒澤元治さんがやってきましたが、同じくビビって固まってしまいました。

タオル

雨の日はカメラやレンズの上に置き、暑い夏の日は汗拭きにと重宝します。

財布

イベントブースはモータースポーツファンにとって誘惑が沢山あり、フードコートも充実しているので、少し多めに入れています。

最後に

モータースポーツは1996年よりサーキットで観戦をしていましたが、撮影を始めたのは2000年で、カメラはキヤノンEOS7というフィルム機でした。

ただ当時はまだまだ観戦がメインで、本格的に撮影を始めたのが2012年のWEC(世界耐久選手権)。

初めて見るル・マンのマシンを記録に残したいと、キヤノンEOS60Dというデジタルカメラを新調しました。

それからモータースポーツ撮影の世界にハマり、年間7戦から8戦WECやスーパーGT、スーパーフォーミュラなどを中心に撮影してきました。

その間、上手に撮れないのはカメラ機材のせいだと勝手に決めつけ、毎年カメラの知識を身につけるとともに多くの機材に散財してきた結果が、見ていただいたカメラリュックの中身になります。

是非参考にしていただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。