フェラーリといえばF1がはじまった1950年から参戦している唯一のチームで、当然優勝回数もF1チームの中でもっとも多く、これまでに238回の勝利※をあげている。
※2021年終了時点
さて、そのフェラーリに多くの勝利をもたらしたのはどのドライバーなのか?
そこで今回は、フェラーリ在籍時の勝利数をランキング形式で発表したいと思う。
【第9位タイ】ジル・ヴィルヌーヴ
6勝
在籍期間・・・6年(1977-1982)
フェラーリ在籍時の勝利数第9位は2人いるが、そのひとりが伝説のフェラーリドライバーであるジル・ヴィルヌーヴで、6度の優勝を記録している。
ヴィルヌーヴ在籍時代のフェラーリは低迷期だったが、アクセルを大胆に踏みカウンターステアを当てながらその戦闘力のないマシンを振り回すドライビングでレースを戦い、記録よりも記憶に残るドライバーとして現代も語り継がれている。
フェラーリ在籍時の優勝レース一覧
勝利順 | 年 | Rd. | グランプリ |
---|---|---|---|
1 | 1978 | 16 | カナダ |
2 | 1979 | 3 | 南アフリカ |
3 | 1979 | 4 | アメリカ西 |
4 | 1979 | 15 | アメリカ東 |
5 | 1981 | 6 | モナコ |
6 | 1981 | 7 | スペイン |
【第9位タイ】ジャッキー・イクス
6勝
在籍期間・・・4年(1968 1970-1972)
ヴィルヌーヴとともにフェラーリに6回の勝利をもたらしたのがジャッキー・イクス。
ル・マン24時間6度の優勝から『ル・マンキング』と呼ばれ、耐久レースのイメージが強いイクスだが、F1のフェラーリでも活躍した過去がある。
フェラーリ在籍時の優勝レース一覧
勝利順 | 年 | Rd. | グランプリ |
---|---|---|---|
1 | 1968 | 6 | フランス |
2 | 1970 | 9 | オーストリア |
3 | 1970 | 11 | カナダ |
4 | 1970 | 13 | メキシコ |
5 | 1971 | 4 | オランダ |
6 | 1972 | 8 | ドイツ |
【第8位】ルーベンス・バリチェロ
9勝
在籍期間・・・6年(2000-2005)
2000年代のフェラーリ最大の黄金期に、ミハエル・シューマッハとともに活躍したルーベンス・バリチェロは、フェラーリに9度の優勝をもたらしている。
だが当時はシューマッハの完全No.2ドライバーとして契約していたため、チームオーダーによりシューマッハに勝利を譲るレースがたびたび見られた。
フェラーリ在籍時の優勝レース一覧
勝利順 | 年 | Rd. | グランプリ |
---|---|---|---|
1 | 2000 | 11 | ドイツ |
2 | 2002 | 9 | ヨーロッパ |
3 | 2002 | 13 | ハンガリー |
4 | 2002 | 15 | イタリア |
5 | 2002 | 16 | アメリカ |
6 | 2003 | 11 | イギリス |
7 | 2003 | 16 | 日本 |
8 | 2004 | 15 | イタリア |
9 | 2004 | 16 | 中国 |
【第7位】キミ・ライコネン
10勝
在籍期間・・・8年(2007-2009 2014-2018)
フェラーリでの優勝回数第7位は、10勝のキミ・ライコネンだった。
ミハエル・シューマッハの後任として2007年にフェラーリ入りしたライコネンは、この年6勝して初の年間王者に輝いている。
2009年を最後にフェラーリそしてF1を引退してWRCに移籍したライコネンだが、2012年にロータスF1チームからF1に復帰すると、その活躍が認められ2014年にフェラーリに復帰した。
その第2期フェラーリ時代はエースのセバスチャン・ベッテルの陰に隠れるレースが多くあったが、2018年アメリカグランプリで生涯最後の優勝を飾った。
フェラーリ在籍時の優勝レース一覧
勝利順 | 年 | Rd. | グランプリ |
---|---|---|---|
1 | 2007 | 1 | オーストラリア |
2 | 2007 | 8 | フランス |
3 | 2007 | 9 | イギリス |
4 | 2007 | 14 | ベルギー |
5 | 2007 | 16 | 中国 |
6 | 2007 | 17 | ブラジル |
7 | 2008 | 2 | マレーシア |
8 | 2008 | 4 | スペイン |
9 | 2009 | 12 | ベルギー |
10 | 2018 | 18 | アメリカ |
次のページでは、フェラーリでの優勝回数6位以上のドライバーが登場!
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