2018年

- ドライバー:国本雄資/山下健太
- マシン:LC500
- タイトルスポンサー:ウェッズスポーツ/アドバン
- タイヤ:ヨコハマ
- ドライバーズランキング:11位
- チームズランキング:11位
2018年シーズンは4年間チームに在籍した関口雄飛選手がトムスに移籍し、代わりに前年スポットで起用した山下健太選手をレギュラードライバーとして召集。チーム3年目の国本雄資選手とコンビを組みます。
この年は第4戦SUGOと第7戦チャーンの2度3位表彰台を獲得しますが、ドライバーズランキングは11位でした。
2019年

- ドライバー:国本雄資/坪井翔
- マシン:LC500
- タイトルスポンサー:ウェッズスポーツ/アドバン
- タイヤ:ヨコハマ
- ドライバーズランキング:11位
- チームズランキング:11位
2019年はチームルマンに移籍した山下健太選手の代わりにGT500クラス初のレギュラー参戦となる坪井翔選手を起用。チーム4年目の国本雄資選手とのコンビでした。
この年もチャーンでは3位表彰台を獲得し、このサーキットでは4年間で3回表彰台を獲得するも、国内では成績を残すことができず、前年と同じドライバーズランキングは11位に終わりました。
2020年

- ドライバー:国本雄資/宮田莉朋
- マシン:GRスープラ
- タイトルスポンサー:ウェッズスポーツ/アドバン
- タイヤ:ヨコハマ
- ドライバーズランキング:17位
- チームズランキング:14位
2020年は新生ルーキーレーシングに移籍した坪井翔選手に代わり、前年と同様にGT500クラス初レギュラー参戦の宮田莉朋選手が加入。チーム5年目の国本雄資選手とコンビを組みます。
マシンはこの年からGRスープラになりました。
コロナ禍で開幕が遅れた2020年シーズンのバンドウは、シーズン最高位が7位、ドライバーズランキング17位と成績はさらに低迷してしまいました。
2021年

- ドライバー:国本雄資/宮田莉朋
- マシン:GRスープラ
- タイトルスポンサー:ウェッズスポーツ/アドバン
- タイヤ:ヨコハマ
- ドライバーズランキング:11位
- チームズランキング:11位
2021年シーズンのバンドウはドライバーラインナップは前年と変わらず、チーム6年目の国本雄資選手とチーム2年目の宮田莉朋選手のコンビ。マシン、タイトルスポンサー、タイヤも前年から変更がありませんでした。
この年は第2戦の富士でポールポジションを獲得すると、第4戦のもてぎで2位、さらに第7戦のこのシーズン2度目のもてぎでもポールポジションから2位を獲得しましたが、その他のレースでは成績を残すことができず、シーズンランキングは11位に終わりました。
2022年

- ドライバー:国本雄資/阪口晴南
- マシン:GRスープラ
- タイトルスポンサー:ウェッズスポーツ/アドバン
- タイヤ:ヨコハマ
- ドライバーズランキング:11位
- チームズランキング:11位
2022年はトムスに移籍した宮田莉朋選手に代わり、またもGT500クラス初レギュラー参戦のドライバー阪口晴南選手を起用し、チーム7年目の国本雄資選手とのコンビでした。
この年のバンドウは予選で圧倒的な速さを見せ、第2戦から第4戦の3連続を含む、全8戦中過半数にあたる4度のポールポジションを獲得。
しかし決勝では毎戦序盤にズルズルと後退し、決勝最高位は第7戦の5位。結局この年もランキングは11位という結果でした。
2023年
2023年はドライバー、マシン、タイトルスポンサー、タイヤと前年から変更なし。国本雄資選手はレーシングプロジェクトバンドウに在籍して8シーズン目になります。
シーズンは第3戦鈴鹿で7年ぶりの優勝を記録します。このレースは59周目の130Rの先で大クラッシュが発生して、60周目に赤旗レース終了となります。
バンドウは暫定2位でレースを終えるも、その後結果が変わり、正式結果はバンドウが優勝となりました。
ただその他のレースで上位入賞はなく、ドライバーズランキングは12位でシーズンを終えました。
2024年

- ドライバー:国本雄資/阪口晴南
- マシン:GRスープラ
- タイトルスポンサー:ウェッズスポーツ/アドバン
- タイヤ:ヨコハマ
- ドライバーズランキング:15位
- チームズランキング:15位
2024年シーズンは国本雄資選手と阪口晴南選手のコンビを継続。国本雄資選手はチーム在籍10年目、阪口晴南選手は3年目のシーズンになります。
そんな2024年のバンドウは入賞3回で最高位が8位という酷い状況。
結局シーズンランキングはGT500最下位の15位という惨憺たる結果でシーズンを終えています。
2025年

- ドライバー:国本雄資/阪口晴南
- マシン:GRスープラ
- タイトルスポンサー:ウェッズスポーツ/アドバン
- タイヤ:ヨコハマ
- ドライバーズランキング:–
- チームズランキング:–
2025年のバンドウは国本雄資選手と阪口晴南選手のコンビを継続。
前年を最後にスーパーフォーミュラへの参戦を終了した国本雄資選手ですが、スーパーGTは継続参戦しチーム在籍11年目。両雄阪口晴南選手は4年目となります。
その他、マシンやタイヤ、タイトルスポンサーにも変更はありません。
まとめ
今回はスーパーGTに参戦するトヨタ系GT500チーム、レーシングプロジェクトバンドウの参戦の歴史を辿ってみましたが、まとめると以下の通りです。
| 年 | ドライバー | マシン | タイトル スポンサー | タイヤ | ドライバー 順位 | チーム 順位 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2011 | 片岡龍也 荒聖治 | SC430 | ウェッズスポーツ アドバン | YH | 13位 | 13位 |
| 2012 | 荒聖治 A.クート | SC430 | ウェッズスポーツ アドバン | YH | 9位 | 9位 |
| 2013 | 荒聖治 A.クート | SC430 | ウェッズスポーツ アドバン | YH | 14位 | 14位 |
| 2014 | 脇阪寿一 関口雄飛 | RC F | ウェッズスポーツ アドバン | YH | 15位 | 13位 |
| 2015 | 脇阪寿一 関口雄飛 | RC F | ウェッズスポーツ アドバン | YH | 11位 | 10位 |
| 2016 | 関口雄飛 国本雄資 | RC F | ウェッズスポーツ アドバン | YH | 4位 | 4位 |
| 2017 | 関口雄飛 国本雄資 | LC500 | ウェッズスポーツ アドバン | YH | 13位 | 12位 |
| 2018 | 国本雄資 山下健太 | LC500 | ウェッズスポーツ アドバン | YH | 11位 | 11位 |
| 2019 | 国本雄資 坪井翔 | LC500 | ウェッズスポーツ アドバン | YH | 11位 | 11位 |
| 2020 | 国本雄資 宮田莉朋 | GRスープラ | ウェッズスポーツ アドバン | YH | 17位 | 14位 |
| 2021 | 国本雄資 宮田莉朋 | GRスープラ | ウェッズスポーツ アドバン | YH | 11位 | 11位 |
| 2022 | 国本雄資 阪口晴南 | GRスープラ | ウェッズスポーツ アドバン | YH | 11位 | 11位 |
| 2023 | 国本雄資 阪口晴南 | GRスープラ | ウェッズスポーツ アドバン | YH | 12位 | 11位 |
| 2024 | 国本雄資 阪口晴南 | GRスープラ | ウェッズスポーツ アドバン | YH | 15位 | 15位 |
| 2025 | 国本雄資 阪口晴南 | GRスープラ | ウェッズスポーツ アドバン | YH | – | – |
他のトヨタ系チームと比べると成績的に見劣りしますが、これはトヨタ系チームの中で唯一タイヤが違うから。主流であるブリヂストンではなく、タイトルスポンサーでもあるヨコハマタイヤを一貫して使い続けているためで、決してチーム力が劣っている訳ではありません。
いや、むしろバンドウは熟練のベテランメカニックが多く在籍していると言われ、雑誌オートスポーツのピット作業特集でもトップタイムをマークしたほどです。
そんなバンドウには板東正敬監督も言うようにトヨタの才能のある若手ドライバーが所属し、数年で巣立っていくことが他のチームと比べて圧倒的に多いです。
おそらくこれは、厳しいベテランメカニックの中で、プロとしての何たるかを若手ドライバーに叩き込むためでは、と私は考えます。
そんなバンドウに所属して、その後トヨタ系のトップチームに移籍したドライバーは、関口雄飛選手、坪井翔選手、宮田莉朋選手・・・トムスドライバー養成所??
今後もトムスドライバー候補の教育を・・・いや、バンドウファンはチームがチャンピオンシップを争う姿が観たいはず。そのためにもトヨタ系チーム内での地位向上と、ヨコハマタイヤの奮起に期待ですね。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

























