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レースカメラマンへ11のQ&A!カメラメーカー・一眼orミラーレス・焦点距離・シャッタースピードなど

Q7.レーシングマシンを流し撮りする時『レンズ手ぶれ補正』は使う?

スローシャッターを使用する流し撮りだが、レンズ手ぶれ補正は使用しているのか。

あなたがサーキットでレーシングマシンを撮影する際、『レンズ手ぶれ補正』は使用しますか?
  1. 手ぶれ補正は使用しない 42.9%
  2. 流し撮りモード(キヤノンではモード2)を使用する 28.6%
  3. 一般的な手ぶれ補正モード(キヤノンではモード1)を使用する 27.3%
  4. 露光中のみ手ぶれ補正モード(キヤノンではモード3)を使用する 1.3%

※回答77票

手ぶれ補正は使用していない方が多い結果だった。

おそらく真横からでの撮影では流し撮りモードが効果的だが、モータースポーツ撮影ではレーシングマシンを斜めから捉えることも多く、その時には使用しない方が良いのかもしれない。

ちなみに私はすべての場面で流し撮りモードを使用していたが、少し改めた方が良いのかもしれない。

Q8.レーシングマシンを撮影する時、『一脚』は使用する?

では、ブレを抑えるために、一脚の使用はどうだろう。

あなたがサーキットでレーシングマシンを撮影する際、『一脚』は使用しますか?
  1. 一脚を使用する 59.2%
  2. 手持ちなので一脚は使用しない 40.8%

※回答76票

一脚を使用する方の方が多い結果だったが、手持ち撮影の割合も結構いた。

一脚は上下のブレを抑えるのに効果的だが、時に一脚が引っかかりうまく流し撮りできないこともあり、使用にはある程度の慣れが必要だと思う。

超スローシャッターを多用する私的には、一脚は必須のアイテムとなる。

Q9.レーシングマシンを撮影する時『親指オートフォーカス』を使用する?

次はモータースポーツ撮影時の親指オートフォーカスの使用率を確認してみよう。

あなたがサーキットでレーシングマシンを撮影する際、『親指オートフォーカス』を使用しますか?

親指オートフォーカスを使用する 46.1%
親指オートフォーカスを使用しない 34.2%
そもそもボタンがない 19.7%

※回答76票

モータースポーツの撮影ではとっさのマシンの動きにも対応できる動体追従オートフォーカスを使用するケースが多いが、シャッターボタン半押しでピントを合わせる場合、構図を変えるとピント位置がずれるため、親指オートフォーカスを使用することでピント位置が固定できる。

また置きピンでの撮影ではピント位置の固定がさらに役立つ。

しかし慣れも必要で、半押しでも再度ピント位置を合わせれば良くメリットは僅かなためか、使用していない方も多いようだ。

私は2年ほど前から使っているが、それで大きなメリットを得たとは感じていない。

Q10.レーシングマシンを撮影する時『被写体追従オートフォーカス』を使用している?

先の質問で被写体追従オートフォーカスの使用率について。

あなたがサーキットでレーシングマシンを流し撮りする際、『被写体追従オートフォーカス(AIサーボ等)』を使用していますか?
  1. 被写体追従オートフォーカスを使用する 89.2%
  2. 置きピン(被写体追従オートフォーカスは使用しない) 10.8%

※回答65票

近年のカメラ性能を向上により、被写体追従オートフォーカスの使用率は圧倒的に高かった。

ただ、カメラ任せではなく自分の腕を信じている置きピン派も、僅かに残っていることに少々の喜びを感じた。

私は2000年にキヤノンEOS 7(フィルムカメラ)を購入したが、はじめた頃は被写体追従オートフォーカスの性能が今ほど高くなかったため、置きピンでモータースポーツ撮影をしていた。

しかし2012年にキヤノンEOS 60Dを購入して以降、EOS 7D MarkⅡ、EOS 5D MarkⅣと、すべて被写体追従オートフォーカスを使用して撮影しており、そのおかげで拙い腕をカバーできている。

Q11.サーキットでレーシングマシンを流し撮りする時の、『AF方式(測距エリアモード)』は?

最後はオートフォーカス方式についての質問。

あなたがサーキットでレーシングマシンを流し撮りする際の、『AF方式(測距エリアモード)』は?
  1. 1点AF(シングルポイントAF) 46%
  2. 領域拡大AF(ダイナミックAF) 33.3%
  3. ゾーンAF(グループターゲットAF) 20.6%

※回答63票

1点AF(シングルポイントAF)がもっとも多い結果だった。

スローシャッターを駆使する流し撮りは、ブレを防ぐために被写体の場所を明確に追従したいためであろう。

私も同様に1点AFを使用しているので、この結果は納得だった。

まとめ

No.質問回答1位回答票
Q1メインカメラメーカーキヤノン96票
Q2一眼レフorミラーレス一眼レフ58票
Q3センサーサイズAPS-C57票
Q4焦点距離401mm-600mm97票
Q5モードダイヤルシャッタースピード優先76票
Q6シャッタースピード1/160-1/12583票
Q7手ぶれ補正使用しない77票
Q8一脚使用する76票
Q9親指AF使用する76票
Q10被写体追従AF使用する65票
Q11AF方式1点AF63票

上記表が今回のまとめとなる。

キヤノンの占拠率が圧倒的に高く、使用カメラは一眼レフのAPS-Cがもっとも多かった。

この結果を踏まえると、モータースポーツアマチュアカメラマンが使用するカメラは、キヤノンEOS7D MarkⅡが一番多いの推測されるのだがいかがだろう?

2020年末、カメラ業界はミラーレス機への移行期間で、究極の動きモノ撮影と言われるレーシングマシンの撮影では一眼レフ機がまだまだ主流だが、今後はミラーレス機が中心となっていくのかもしれない。

となると、ソニーがキヤノンを脅かす存在になるのかもしれない。

また、十数年前までは置きピンが主流であったモータースポーツ撮影も、現在は技術の向上により被写体追従オートフォーカスを使う率が圧倒的に増えた。

同じく手ぶれ補正の流し撮りモードも、現在は使用しないカメラマンの方が多いが、今後は技術の進化によってより使える技術となり得るのかが注目される。

今回はなかなか聞けないモータースポーツアマチュアカメラマンのカメラやレンズ、設定などについてツイッターのアンケート機能を利用して多くの方にご回答をいただいたが、ご参加いただいた方には、この場を借りて心より感謝を申し上げたい。

今後もまた、モータースポーツアマチュアカメラマンにとって有益となるアンケートをツイートしたいと思いますので、その時もお願い致します。

他にもモータースポーツ撮影に関する記事を書いているのでよかったら下の写真をクリックしてご覧ください。

以上、最後までご覧いただきありあとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。