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日本でF1マシンが見れる場所5選

F1マシンを生で見たい! そう思っている方も多いと思います。

鈴鹿サーキットで開催されるF1日本グランプリに行けばもちろん最新のF1マシンを見ることができますが、値段も高いし何より近くで見れない。

もっと近くで、もっと安くF1が見たい。

ならばお教えしましょう(偉そう!)。

ということで、今回は日本でF1マシンを常設展示している施設を5箇所紹介します。

ホンダコレクションホール(モビリティリゾートもてぎ内)

2019年8月撮影

まず最初に紹介するのはホンダコレクションホール。

ホンダといえば言わずと知れたF1で数々の歴史を紡いできた企業ですが、そのホンダが所有するモビリティリゾートもてぎ内に設置されたホンダコレクションホールで、何台ものホンダF1マシンやホンダエンジン搭載マシンを拝見することができます。

2019年8月撮影

2024年8月現在は以下のF1マシンが展示されています。

展示F1マシン(2024年8月時点)
  • レッドブル RB15
  • B・A・R 006
  • マクラーレン MP4/6
  • マクラーレン MP4/4
  • ウィリアムズ FW11B
  • ロータス 99T
  • ホンダ RA302
  • ホンダ RA301
  • ホンダ RA300
  • ホンダ RA272(2台)
  • ホンダ RA271

展示F1マシンは圧巻の12台!

ホンダがどれだけ長い間F1と関わってきたのかがわかるラインナップで、1960年代から最新のF1マシンまで、F1の進化の歴史がよくわかるのがこのミュージアムの特徴です。

またホンダコレクションホールにはF1マシンだけでなく、インディマシンやスーパーGTなどの国内マシン、さらには2輪の世界GPマシンや各種ホンダの市販車など多くの車両が展示されています。

なのでF1ファンはもちろんのこと、2輪4輪のモータースポーツファンからホンダ車好きまで楽しめる場所なので、ぜひ1度はホンダコレクションホールを訪れてその圧倒的な迫力をご堪能ください。

ただし各種イベントでマシンが出張したり、2024年に鈴鹿サーキット内にホンダレーシングギャラリーが設置されたこともあり、お目当てのF1マシンが無いことも想定されますので、事前にホームページなどで確認することをお勧めします。

私は2019年8月にホンダコレクションホールを訪れF1マシンを撮影してきました。今のラインナップとは少しだけ違いますが、興味のある方は下記の記事で雰囲気を感じてみてください。

ホンダコレクションホールの場所

住所:栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1

ホンダレーシングギャラリー(鈴鹿サーキット内)

2023年9月撮影

次に紹介するのはF1日本グランプリの舞台である鈴鹿サーキット。

F1開催時にはGPスクエアにF1マシンが展示されますが、常設の展示スペースはありませんでした。

そんな中、2024年4月にホンダレーシングギャラリーが設置され、通年でF1マシンを見ることができるようになりました。

2024年8月現在展示されているF1マシンは以下の通りです。

展示F1マシン(2024年8月時点)
  • レッドブル RB20
  • アルファタウリ AT01
  • マクラーレン MP4/7A
  • マクラーレン MP4/6
  • マクラーレン MP4/5
  • マクラーレン MP4/4
  • ウィリアムズ FW11B
  • ホンダ RA106
  • ホンダ RA300

その数はなんと12台! 最新のレッドブルRB20やアルファタウリ AT01も拝めるのが特徴。また通常中古マシンが出回らないプロジェクト4と合併後のマクラーレンが4台ある(第4期のマクラーレンとの提携は無かったことになっているらしい!?)のも凄いですね。

これだけのラインナップだとF1開催中や国内の大規模イベントでは混雑することが予想されますので、イベント開催以外で訪れた方が良さそうです。

また、マシンは入れ替わりますので、ホームページで確認してから来場することをお勧めします。

ホンダレーシングギャラリーの場所

住所:三重県鈴鹿市稲生町7992

富士モータースポーツミュージアム(富士スピードウェイ隣)

2023年6月撮影

2022年10月に富士スピードウェイの隣にオープンした富士モータースポーツミュージアム。

こちらは日本のモータースポーツ史を彩ったマシンたちを中心に、展示テーマを設定して展示されています。

モータースポーツ黎明期のマシンからル・マン24時間に参戦したマシンやアメリカンモータースポーツのマシン、そしてWRCに参戦したラリーカーが中心ですが、もちろんF1マシンもあります。

2023年6月撮影

私が訪れた2023年6月はホンダから貸し出されたホンダRA272が展示されていました。

トヨタ所有の博物館ということで2002年から2009年までF1に参戦したトヨタのF1マシンも期待していましたが、この時は出張中・・・。

F1マシンを何台も所有しているであろうトヨタですが、モリゾウさんはF1嫌いで有名ですので、忖度があるのかも??

2023年6月撮影

とういことで運が良ければF1マシンも見られる富士モータースポーツミュージアムですが、F1ファンよりもモータースポーツ全般が好きな方の方、特にル・マン24時間が好きな方が楽しめるモータースポーツミュージアムです。

2023年6月にこの施設を訪れましたので、興味のある方は下記の記事で雰囲気を味わってみてください。最新の自動車ミュージアムということでライティングが最高でしたよ。

富士モータースポーツミュージアムの場所

住所:静岡県駿東郡小山町大御神645

ヤマハコミュニケーションプラザ

2020年7月撮影

1989年から1997年にかけて、ザクスピード、ブラバム、ジョーダン、ティレル、アロウズにF1エンジンを供給したヤマハ。

そのヤマハが所有するヤマハコミュニケーションプラザでもF1マシンを見ることができます。

展示F1マシン(2024年8月時点)
  • ジョーダン191Y

展示されているF1マシンはもちろんヤマハエンジン搭載のジョーダン191Y。

2020年7月撮影

展示スペース2階の一番奥に鎮座しています。

ジョーダン191といえばフォードHBエンジンを搭載したグリーンの美しいグリーンのボディが特徴でしたが、こちらは翌シーズンからのヤマハとのタッグを前にヤマハエンジンを搭載したテストマシン。

2020年7月撮影

その他、ヤマハ最後のF1エンジン、0X11Aもあります。

2020年7月撮影

ただメインは世界GPに参戦した2輪のマシンなので、F1マシンだけを見たい方は不完全燃焼かもしれません。

2020年7月にヤマハコミュニケーションプラザを訪れた時の記事は下記になります。

ヤマハコミュニケーションプラザの場所

住所:静岡県磐田市新貝2500

タミヤ本社

出典:タミヤホームページより引用

数々のF1マシンをモデル化した世界有数のプラモデルメーカーであるタミヤ。

そのタミヤ本社のショールームでもF1マシンを見ることができます。あっ、ちなみにプラモデルではなく実車ですよ。

展示しているF1マシンは以下の通り。

展示F1マシン(2024年8月時点)
  • ロータス102B
  • ロータス91
  • タイレル(ティレル) P34
出典:タミヤホームページより引用

タミヤがスポンサーを務めたロータス102B(当時のチーム代表ピーター・コリンズがタミヤファンだったことは有名)や、タミヤから多くのモデル化がなされたタイレル(ティレル)P34、そしてロータス91を堪能できます。

その他、私が高校生だった頃(1990年代前半)はロータスに搭載してテスト走行を行ったいすゞV12(実践投入されず)がエントラントにありましたが、今は無いようです。

こちらは入場無料ですがホームページから事前予約が必要です。

人気の6輪タイレルの実車を見たい方はぜひ。

ちなみに調べたところタミヤ本社にある個体は1976年オーストリアグランプリでクラッシュしたP34/3-2でした。

詳しくは下記の記事で書いているので興味のある方はどうぞ。

ヤマハコミュニケーションプラザの場所

住所:静岡県静岡市駿河区恩田原3-7

最後に

今回は日本でF1マシンが見れる場所を5つ紹介しました。

この中でも、ホンダが所有するホンダコレクションホールとホンダレーシングギャラリーのF1マシンの展示台数は群を抜いており、F1ファンならば必見です。

私も2019年にはるばる静岡からホンダコレクションホールを訪れましたが、フロア一面に鎮座する多くのF1マシンを舐め回すように観察し、予定していた半日があっという間に過ぎ去りました。

その他F1マシンの展示としては、東京青山のホンダ本社にあるホンダウエルカムプラザ青山や新東名高速道路の鈴鹿パーキングエリアが有名ですが、こちらは常時展示ではなく日本グランプリの前など単発的な展示になります。

今回紹介した5箇所以外にも常設でF1が展示されている場所がありましたら、ぜひコメントで教えてください。

ところで富士スピードウェイ近くにあったレーシングパレスのF1マシンたちはどこに行ったのだろう?

アイルトン・セナが最後に乗ったウィリアムズFW16もあったような・・・。

そんな情報もぜひお願いします。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。