2022年
- ドライバー:塚越広大/松下信治
- マシン:NSX-GT(2代目)
- タイトルスポンサー:Astemo
- タイヤ:ブリヂストン
- ドライバーズランキング:4位
- チームズランキング:4位
2022年はベルトラン・バゲット選手がチームインパルに移籍し、入れ替わりでインパルから松下信治選手が加入。ホンダのサポートを受けてF1直下のFIA-F2に参戦していた松下信治選手は、その後ホンダと決別しましたが、この年からホンダドライバーに復帰しました。
この年のリアルレーシングは第3戦と第5戦の2度の鈴鹿で2位表彰台を獲得。さらに第7戦のオートポリスでは優勝を遂げます。
2022年も最終戦まで選手権争いを繰り広げますが、この年も最終もてぎで5位となり、初のタイトル獲得はならず。ドライバーズランキングは4位でした。
2023年
- ドライバー:塚越広大/松下信治
- マシン:NSX-GT(2代目)
- タイトルスポンサー:Astemo
- タイヤ:ブリヂストン
- ドライバーズランキング:6位
- チームズランキング:7位
2023年も前年と同様に塚越広大選手と松下信治選手のコンビを継続。塚越広大選手はチーム在籍15年目のシーズンになります。
ホンダはシーズン前に2024年からシビックタイプRをベース車両にして参戦することを発表。そのためこの年は2代目NSX-GT最終年となります。
そんな2代目NSX-GT最終年で挑む2023年シーズンのリアルレーシングは、第2戦富士と最終戦もてぎの2度3位表彰台を獲得。
ドライバーズランキングは6位でした。
2024年
- ドライバー:塚越広大/太田格之進
- マシン:シビックタイプR-GT
- タイトルスポンサー:Astemo
- タイヤ:ブリヂストン
- ドライバーズランキング:–
- チームズランキング:–
2024年のリアルレーシングのドライバーランナップは、ARTAに移籍した松下信治選手に替わりナカジマレーシングから太田格之進選手が加入。チーム在籍16年目となる塚越広大選手とのコンビになります。
ホンダ勢のリアルレーシングはこの年からマシンをシビックタイプR-GTに変更し、シーズンに挑みます。
まとめ
今回はリアルレーシングのスーパーGTでの歴史を見てみましたが、まとめると以下の通りです。
年 | ドライバー | マシン | タイトル スポンサー | タイヤ | ドライバー 順位 | チーム 順位 |
---|---|---|---|---|---|---|
2007 | 金石勝智 金石年弘 | NSX-GT (初代) | ローリングストーン | BS | 14位 | 13位 |
2008 | 金石勝智 金石年弘 | NSX-GT (初代) | LEON | BS | 19位 | 15位 |
2009 | 金石年弘 塚越広大 | NSX-GT (初代) | ケーヒン | BS | 5位 | 5位 |
2010 | 金石年弘 塚越広大 | HSV-010 GT | ケーヒン | BS | 3位 | 3位 |
2011 | 金石年弘 塚越広大 | HSV-010 GT | ケーヒン | BS | 4位 | 4位 |
2012 | 金石年弘 塚越広大 | HSV-010 GT | ケーヒン | BS | 12位 | 11位 |
2013 | 金石年弘 塚越広大 | HSV-010 GT | ケーヒン | BS | 2位 | 2位 |
2014 | 金石年弘 塚越広大 | NSX CONCEPT-GT | ケーヒン | BS | 12位 | 12位 |
2015 | 塚越広大 武藤英紀 | NSX CONCEPT-GT | ケーヒン | BS | 8位 | 8位 |
2016 | 塚越広大 小暮卓史 | NSX CONCEPT-GT | ケーヒン | BS | 11位 | 11位 |
2017 | 塚越広大 小暮卓史 | NSX-GT (2代目) | ケーヒン | BS | 10位 | 8位 |
2018 | 塚越広大 小暮卓史 | NSX-GT (2代目) | ケーヒン | BS | 7位 | 6位 |
2019 | 塚越広大 B.バゲット | NSX-GT (2代目) | ケーヒン | BS | 6位 | 7位 |
2020 | 塚越広大 B.バゲット | NSX-GT (2代目) | ケーヒン | BS | 3位 | 3位 |
2021 | 塚越広大 B.バゲット | NSX-GT (2代目) | Astemo | BS | 6位 | 5位 |
2022 | 塚越広大 松下信治 | NSX-GT (2代目) | Astemo | BS | 4位 | 4位 |
2023 | 塚越広大 松下信治 | NSX-GT (2代目) | Astemo | BS | 6位 | 7位 |
2024 | 塚越広大 太田格之進 | シビックタイプR-GT | Astemo | BS | – | – |
2007年からスーパーGTに参戦を開始したリアルレーシングは、ホンダ陣営の中ではもっとも若いチームですが、毎年安定した成績を残していると感じます。
理由は様々ありますが、2009年から所属する塚越広大選手の安心感のあるドライビングと、すべてのシーズンに於いてブリヂストンからタイヤ供給を受けていること、そして何より2009年から毎シーズンAstemo(ケーヒン)という巨大企業からサポートを受けていることが挙げられます。
まだタイトル獲得はないリアルレーシングですが、ぜひチャンピオンになってもらいたチームだと私は思っています。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。