ドクターイエローをご存知ですか?
ドクターイエローの正式名称は『新幹線電気軌道総合試験車』と言い、一般人の乗ることができない検査車両です。
運用は約10日一度となかなか見ることができなく、また一際目立つ黄色い車体から『幸せの黄色い新幹線』と呼ばれています。
今回は静岡県を中心に各有名スポットで撮影したドクターイエローの写真データを公開し、撮影場所の紹介を書いてみます。
さあ、幸せの黄色い新幹線を見て幸せになっちゃってください!
ザックリ見出し
駅撮影の名所!小田原駅14番ホーム(のぞみ運用下り 小田原)
- 撮影日:2024年1月8日
- 時間:12時30分
- カメラ:キヤノンEOS R5
- レンズ:キヤノンRF100-500mm F4.5-7.1L IS USM
- 焦点距離:400mm
- シャッタースピード:1/2500
- 絞り値:F8.0
- ISO:640
最初に紹介するのは小田原駅。
多くの新幹線ホームは直線ですが、ここ小田原駅はカーブ形状になっているので、下りドクターイエローをカーブ外側になる14番線ホーム中程から撮影することでイイ感じに撮影できます。
ただ14番線ホームでは列車側面が逆光になりますので、側面まで順光で撮影したい場合には13番線ホームから撮影すると良いでしょう。
小田原駅の新大阪方面は短いトンネルがあり、そこを抜けてやって来る新幹線もイイ感じで撮影できますが、17時30分前後の通過で逆光になるため、ドクターイエロー撮影には少々厳しい条件になります。
この撮影スポットについてさらに詳しく知りたい方は下記のバナーからどうぞ。
富士山バックの超有名スポット(のぞみ運用下り 三島→新富士)
- 撮影日:2023年11月14日
- 時間:12時45分
- カメラ:キヤノンEOS R5
- レンズ:キヤノンRF24-105mm F4L IS USM
- 焦点距離:105mm
- シャッタースピード:1/3200
- 絞り値:F7.1
- ISO:400
静岡県富士市の富士山をバックにドクターイエローを撮影できる有名なポイント(詳しい場所は下記のバナーから)です。
上の写真のように富士山を中央に据えてドクターイエローの2両目か3両目までを入れるのが一般的な画角でしょう。
超有名スポットなのでドクターイエロー運行日が週末と重なると100人を超える撮影者が訪れるのですが、撮影ポイントが広く多岐に渡るため場所取りも問題ありません。
また近くにかなり広い道路用の買収地があり、多くの方はそこにクルマを駐車しています。
ただ、下りドクターイエローが通過する昼ごろは、駿河湾から吹き付ける湿った空気が富士山にぶつかり雲が発生するため、晴れの日でも頻繁に富士山が雲で覆われてしまうことが難点です。
でも撮り鉄ならば一度は行ってみたい場所ですね。
この撮影スポットについてさらに詳しく知りたい方は下記のバナーからどうぞ。
富士山バックの安倍川橋梁(のぞみ運用下り 静岡→掛川)
- 撮影日:2022年12月11日
- 時間:12時44分
- カメラ:キヤノンEOS R5
- レンズ:キヤノンRF100-500mm F4.5-7.1L IS USM
- 焦点距離:270mm
- シャッタースピード:1/3200
- 絞り値:F8.0
- ISO:400
あまり知られていませんが、静岡市の安倍川橋梁も富士山をバックにドクターイエローを撮影できるポイントです。
このポイントから富士山までの直線距離は50kmほどですが、望遠レンズで撮影することにより圧縮効果でバックに大きな富士山を表現できます。
最寄りの駅は東海道本線の安倍川駅(静岡駅の隣)で、20分ほど歩くと撮影場所に到着します(詳しくは下記のバナーから)。
この撮影スポットについてさらに詳しく知りたい方は下記のバナーからどうぞ。
用宗の左富士(のぞみ運用下り 静岡→掛川)
- 撮影日:2021年10月26日
- 時間:12時43分
- カメラ:キヤノンEOS R5
- レンズ:キヤノンRF24-105mm F4L IS USM
- 焦点距離:63mm(少々トリミングあり)
- シャッタースピード:1/2000
- 絞り値:F5.6
- ISO:320
下り東海道新幹線に乗っていると静岡駅の先に富士山が左手に見えるポイントがあります。鉄道系YouTuberのスーツさんもよく『左富士』として紹介していますね。
その先のポイントもドクターイエロー撮影のポイントです。
多くの撮影ポイントがある場所ですが、南側からのこの上の写真のポイントが一般的でしょう。
この直後に入るトンネルの真横や上の公園から撮影する方も多いです。
- 撮影日:2021年5月28日
- 時間:12時42分
- カメラ:キヤノンEOS R5
- レンズ:キヤノンRF24-105mm F4L IS USM
- 焦点距離:56mm
- シャッタースピード:1/2000
- 絞り値:F8.0
- ISO:800
またこのように新幹線上の農道からも撮影する方が多く、運が良ければ遠く富士山も望むことができます。
場所は用宗駅から農道を登り800mほど歩くと到着します。
この撮影スポットについてさらに詳しく知りたい方は下記のバナーからどうぞ。
菊川(堀之内)のお立ち台(のぞみ運用上り 掛川→静岡)
- 撮影日:2022年5月29日
- 時間:17時00分
- カメラ:キヤノンEOS R5
- レンズ:キヤノンRF100-500mm F4.5-7.1L IS USM
- 焦点距離:100mm
- シャッタースピード:1/5000
- 絞り値:F4.5
- ISO:640
静岡県らしい茶畑をバックに撮影できるポイントとして有名な、通称菊川(堀之内)のお立ち台です。
このポイントは新幹線の真横が小高い丘になっていて、いにしえの撮り鉄さんが作った高低数段の足場があります。
そのためドクターイエローからかなり近いため速いシャッタースピードが求められますが、上りドクターイエローが通過するのは17時ごろ。そのため日の長い6月前後の天気の良い日でないとISOを上げなければなりません。
この撮影スポットについてさらに詳しく知りたい方は下記のバナーからどうぞ。
菊川の茶畑の中を走り抜ける!(のぞみ運用下り 静岡→掛川)
- 撮影日:2024年1月28日
- 時間:12時57分
- カメラ:キヤノンEOS R5
- レンズ:キヤノンRF24-105mm F4L IS USM
- 焦点距離:89mm(少々トリミング)
- シャッタースピード:1/2500
- 絞り値:F4
- ISO:640
こちらは上の『菊川のお立ち台』から数百mの場所で、同じく茶畑の中を走り抜けるドクターイエローを撮影できるポイント。
16両編成の営業列車はすべての編成を画角に収めることはできませんが、7両のドクターイエローならば、最後部までしっかりと入ります。
以前は線路の近くまで行けたので広角レンズで遠近感を強調した写真が撮れたのですが、現在は手前の茶畑が農耕放棄されていて伸び放題。なので、線路からやや離れて高台から撮影しました。
まあ、悪くはない場所ですが『菊川のお立ち台』に比べると劣りますね。
この撮影スポットについてさらに詳しく知りたい方は下記のバナーからどうぞ。
駅撮影の定番!浜松駅(こだま運用下り 浜松)
- 撮影日:2021年4月11日
- 時間:12時12分
- カメラ:キヤノンEOS R5
- レンズ:キヤノンEF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM + 1.4×Ⅲ
- 焦点距離:560mm(トリミングあり)
- シャッタースピード:1/640
- 絞り値:F8.0
- ISO:250
前述した小田原駅とならびドクターイエローの駅撮影の定番といえば浜松駅。こちらもホームがカーブしているのでイイ感じに撮影できます。
上の写真は下りのドクターイエロー(珍しいこだま運用)を超望遠レンズに1.4倍のエクステンダーを装着して撮影しましたが、標準域のレンズを装着して撮影すればもっとイイ感じになったと後悔しています。
この撮影スポットについてさらに詳しく知りたい方は下記のバナーからどうぞ。
第三浜名橋梁(のぞみ運用上り 豊橋→浜松)
- 撮影日:2023年1月8日
- 時間:16時57分
- カメラ:キヤノンEOS R5
- レンズ:キヤノンRF24-105mm F4L IS USM
- 焦点距離:105mm
- シャッタースピード:1/3200
- 絞り値:F4.0
- ISO:3200
こちらは第三浜名橋梁を渡るドクターイエローの上り運用を撮影しました。
日の暮れが早い1月ということで心配でしたが、ISO感度をかなり高めにしながら何とか撮影ができました。
ただ上り運用を第三浜名橋梁の東京側から撮影したため、ドクターイエローの下部が隠れてしまっています。
順光で尚且つドクターイエローの下部まで写すには、橋梁の新大阪側から下りを狙うのですが、あちら側は釣具屋さんの私有地を通らないとポイントまで辿りつかないんですよね。
迷惑をお掛けしたくないので、こちらで満足しておきます。
この撮影スポットについてさらに詳しく知りたい方は下記のバナーからどうぞ。
最後に
今回は静岡県を中心に撮影したドクターイエローの写真データとともに、簡単な撮影スポットの紹介もしてみました。
ところで、
「時刻表にも載っていないドクターイエローの運行日がなんでわかるの?」
と思われる方もいるかと思います。
実はネットで『20XX年X月ドクターイエロー』と検索すると、運行日や予想通過時間を簡単に調べられるんです。
もちろんJRから発表されているわけではないので100%の的中率ではありませんが、いにしえの撮り鉄さんの努力は相当のもの。かなりの精度です。
なので興味のある方は調べてドクターイエローを見てみては、と思います。きっと幸せになれるはず?
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。
ドクターイエローって、そうして運行状況が判るのですね。撮った写真を見せて自慢していましたが・・・。
ちびっ子たち、部屋一杯にプラレールを走らせ、撮影技術の向上に余念がありません。付き合う私も大変です。
asamoyosiさん、コメントありがとうございます。
ドクターイエローはお子さんたちにも大人気ですよね。
付き合うのは大変ですが、運行日を調べてお子さんたちに見せてあげたら、きっと大喜びしてくれるはず。
ぜひぜひ!