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ARTAの歴代GT500マシン ドライバー タイトルスポンサー タイヤ 成績一覧(1998-2024)

2021年

8号車
2021年スーパーGT最終戦にて
  • ドライバー:野尻智紀/福住仁嶺
  • マシン:NSX-GT(2代目)
  • タイトルスポンサー:オートバックス
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:2位
  • チームズランキング:2位

2021年もARTAは野尻智紀選手と福住仁嶺選手のコンビを継続。

FR化されたNSX-GTでの2年目のシーズン。マシンは熟成されてきましたが、この年も前半は思うようなレースができず上位入賞はありませんでした。

それでも第5戦SUGOではポールポジションとファステストラップを記録して、マシンのポテンシャルの高さを示します。

そして第6戦オートポリスで多くのマシンがサクセスウエイトに苦しむ中、他のマシンに比べてウエイトが軽めのARTAはこの年の初優勝を記録します。

続く第7戦もてぎではウエイトが半減され連勝。

結局全チームの中で唯一シーズン2勝を達成したARTAでしたが、前半戦の不調が響きトムス36号車に4ポイント届かず、ランキング2位という結果でした。

2022年

8号車
2022年スーパーGT富士公式テストにて
  • ドライバー:野尻智紀/福住仁嶺
  • マシン:NSX-GT(2代目)
  • タイトルスポンサー:オートバックス
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:12位
  • チームズランキング:12位

2022年のドライバーはこの年も野尻智紀選手と福住仁嶺選手のコンビを継続。これで3年連続となります。

この年ホンダはNSX-GTのベース車両をタイプS仕様に変更し、ARTAのカラーリングと相まってより端正な顔立ちとなっています。

前年は久々にタイトル争いをしたARTA。この年も第2戦の富士で優勝を遂げて勢いに乗るかに思えましたが、その後は下位に沈むレースが続き、ランキングは12位に転落してしまいました。

2023年

8号車
  • ドライバー:野尻智紀/大湯都史樹
  • マシン:NSX-GT(2代目)
  • タイトルスポンサー:オートバックス
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:8位
  • チームズランキング:9位
16号車
  • ドライバー:福住仁嶺/大津弘樹
  • マシン:NSX-GT(2代目)
  • タイトルスポンサー:オートバックス
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:4位
  • チームズランキング:4位

2023年のホンダ陣営はそれまでチーム無限としてエントリーしていた16号車がARTAに変更となり、ARTAにとって初となる2カー体制でのエントリーとなります。

8号車はチーム在籍9年目となる野尻智紀選手と前年までチーム無限からエントリーしていた大湯都史樹選手のコンビ。16号車は福住仁嶺選手が8号車から移り前年までナカジマレーシングに所属していた大津弘樹選手とコンビを組みます。

またマシンのメンテナンスは無限ブランドを使用するM-TECになり、長年依頼していたセルブスジャパンとの提携を解消しています。

そんな体制が大きく変更になった2023年シーズンは、8号車が開幕戦で3位表彰台を獲得するもその後は成績が残せず、第6戦SUGOで優勝をするも選手権争いには残れず、ドライバーズランキング8位。16号車は第5戦鈴鹿での優勝を含む3度の表彰台を獲得しランキング4位でした。

2024年

8号車
2024年スーパーGT富士公式テストにて
  • ドライバー:野尻智紀/松下信治
  • マシン:シビックタイプR-GT
  • タイトルスポンサー:オートバックス
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:
  • チームズランキング:
16号車
2024年スーパーGT富士公式テストにて
  • ドライバー:大津弘樹/佐藤蓮
  • マシン:シビックタイプR-GT
  • タイトルスポンサー:オートバックス
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:
  • チームズランキング:

2024年もARTAは2台体制を継続。

まず8号車のドライバーラインナップは、トヨタに移籍した大湯都史樹選手に替わりリアルレーシングから松下信治選手が加入し、野尻智紀選手とのコンビに。16号車は同じくトヨタに移籍した福住仁嶺選手に替わりGT500初挑戦の佐藤蓮選手が加入し大津弘樹選手とコンビを組みます。

マシンはこの年からシビックタイプR-GTになりました。

まとめ

今回はARTAのGTの歴史を見てきましたが、まとめると以下の通りになります。

ドライバーマシンタイトル
スポンサー
タイヤドライバー
順位
チーム
順位
1998本山哲
土屋武士
GT-R
(R33)
オートバックスBS12位10位
2000鈴木亜久里
土屋圭市
NSX-GT
(初代)
オートバックスBS13位8位
2001土屋圭市
金石勝智
NSX-GT
(初代)
オートバックスBS2位4位
2002土屋圭市
金石勝智
NSX-GT
(初代)
オートバックスBS10位8位
2003土屋圭市
金石年弘
NSX-GT
(初代)
オートバックスBS19位13位
2004金石勝智
伊藤大輔
NSX-GT
(初代)
オートバックスBS15位13位
2005伊藤大輔
R.ファーマン
NSX-GT
(初代)
オートバックスBS2位2位
2006伊藤大輔
R.ファーマン
NSX-GT
(初代)
オートバックスBS7位9位
2007伊藤大輔
R.ファーマン
NSX-GT
(初代)
オートバックスBS1位1位
2008R.ファーマン
伊沢拓也
NSX-GT
(初代)
オートバックスBS8位12位
2009R.ファーマン
伊沢拓也
NSX-GT
(初代)
オートバックスBS2位2位
2010R.ファーマン
井出有治
HSV-010 GTオートバックスBS11位11位
2011武藤英紀
小林崇志
HSV-010 GTオートバックスBS14位15位
2012R.ファーマン
小林崇志
HSV-010 GTオートバックスBS16位15位
2013R.ファーマン
松浦孝亮
HSV-010 GTオートバックスBS11位11位
2014V.リウッツィ
松浦孝亮
NSX CONCEPT-GTオートバックスBS16位14位
2015松浦孝亮
野尻智紀
NSX CONCEPT-GTオートバックスBS14位14位
2016松浦孝亮
野尻智紀
NSX CONCEPT-GTオートバックスBS15位13位
2017野尻智紀
小林崇志
NSX-GT
(2代目)
オートバックスBS9位9位
2018野尻智紀
伊沢拓也
NSX-GT
(2代目)
オートバックスBS3位3位
2019野尻智紀
伊沢拓也
NSX-GT
(2代目)
オートバックスBS10位10位
2020野尻智紀
福住仁嶺
NSX-GT
(2代目)
オートバックスBS5位7位
2021野尻智紀
福住仁嶺
NSX-GT
(2代目)
オートバックスBS2位2位
2022野尻智紀
福住仁嶺
NSX-GT
(2代目)
オートバックスBS12位12位
2023野尻智紀
大湯都史樹
NSX-GT
(2代目)
オートバックスBS8位9位
2023福住仁嶺
大津弘樹
NSX-GT
(2代目)
オートバックスBS4位4位
2024野尻智紀
松下信治
シビックタイプR-GTオートバックスBS
2024大津弘樹
佐藤蓮
シビックタイプR-GTオートバックスBS

1998年から参戦を開始したARTAは、当時日産陣営のチームとしてスカイラインGT-Rを走らせていました。

その後2000年にホンダ陣営に移り、長い歴史を辿ってきました。

意外にもチャンピオンは2007年の1度きり。チームクニミツと並び、ホンダのエースチームという感のあるARTAですが、これはかなり意外ではないかと思います。

そんなARTAは2023年から2カー体制になり、より注目が集まります。2度目のタイトル獲得も近いかも?

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

GT500チームの歴史

スーパーGT GT500クラスに参戦する他のチームの歴史についても書いていますので、興味のある方はどうぞ!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。