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ナカジマレーシングの歴代GT500マシン ドライバー タイトルスポンサー タイヤ 成績一覧(1998-2024)

2021年

64号車
2021年スーパーGT最終戦にて
  • ドライバー:伊沢拓也/大津弘樹
  • マシン:NSX-GT(2代目)
  • タイトルスポンサー:モデューロ
  • タイヤ:ダンロップ
  • ドライバーズランキング:18位
  • チームズランキング:15位

2021年も伊沢拓也選手と大津弘樹選手の布陣でエントリー。

サードが2010年を最後にダンロップとの契約を取りやめたため、それ以来ナカジマレーシングが唯一のダンロップタイヤ使用チームでしたが、この年からチーム無限もダンロップにスイッチ。

同じホンダ陣営ということもあり開発のスピードがアップすると期待されましたが、結果はこのシーズンも振るわずに、同じダンロップタイヤを履くチーム無限にも負け、ドライバーズランキングは最下位に終わりました。

ただ、この年は第3戦鈴鹿の予選でダンロップタイヤが的中してポールポジションを獲得(同じダンロップ勢のチーム無限も2位)。さらに決勝でもファステストラップを記録し、速さの片鱗を見せました(結果はリタイヤ)。

2022年

64号車
2022年スーパーGT富士公式テストにて
  • ドライバー:伊沢拓也/大津弘樹
  • マシン:NSX-GT(2代目)
  • タイトルスポンサー:モデューロ
  • タイヤ:ダンロップ
  • ドライバーズランキング:15位
  • チームズランキング:15位

2022年のドライバーも伊沢拓也選手と大津弘樹選手のコンビ。この組み合わせは3年連続になります。

この年はすべてのレースで完走をしたものの、入賞は他のマシンがサクセスウエイトを満載した状態の第6戦SUGOのみ(7位)。結局ターゲットと目されるチーム無限にも先行を許し、この年もドライバーズランキング最下位でした。

2023年

64号車
  • ドライバー:伊沢拓也/太田格之進
  • マシン:NSX-GT(2代目)
  • タイトルスポンサー:モデューロ
  • タイヤ:ダンロップ
  • ドライバーズランキング:14位
  • チームズランキング:13位

2023年のナカジマレーシングのドライバーラインナップは、ARTAに移籍した大津弘樹選手に代わり、GT500クラス初挑戦の太田格之進選手が加入。チーム在籍4年目の伊沢拓也選手とタッグを組みます。

タイトルスポンサーはこの年もモデューロ。そしてタイヤも2005年以来変わらずのダンロップ。

ホンダはシーズン前に来シーズンよりベース車両をシビックタイプRに変更すると発表。現行の2代目NSX-GTはこのシーズンが最終年となります。

唯一のダンロップタイヤを履くナカジマレーシングはこの年も苦戦を強いられますが、第4戦富士で2020年以来となる表彰台を獲得(2位)。

この2位のポイントが大きく、2年連続のランキング最下位だったチームをドライバーズランキング14位、チームズランキング13位に引き上げました。

2024年

64号車
2024年スーパーGT富士公式テストにて
  • ドライバー:伊沢拓也/大草りき
  • マシン:シビックタイプR-GT
  • タイトルスポンサー:モデューロ
  • タイヤ:ダンロップ
  • ドライバーズランキング:
  • チームズランキング:

2024年のドライバーは、ARTAに移籍した太田格之進選手に替わり、この年からGT500初挑戦の大草りき選手がチームに加入。チーム在籍5年目の伊沢拓也選手とのコンビです。

マシンはこの年からシビックタイプR-GTに変更し、これを機にマシンのカラーリングを大幅に変更しシーズンに挑みます。

まとめ

今回はナカジマレーシングのGTの歴史を見てきましたが、まとめると以下の通りです。

ドライバーマシンタイトル
スポンサー
タイヤドライバー
順位
チーム
順位
1998山西康司
T.コロネル
NSX-GT
(初代)
Mobil 1BS2位2位
1999T.コロネル
山西康司→
光貞秀俊
NSX-GT
(初代)
Mobil 1BS5位4位
2000伊藤大輔
D.シュワガー
NSX-GT
(初代)
Mobil 1BS4位4位
2001D.シュワガー
松田次生
NSX-GT
(初代)
Mobil 1BS8位7位
2002松田次生
R.ファーマン
NSX-GT
(初代)
Mobil 1BS2位3位
2003松田次生
小暮卓史→
A.ロッテラー
NSX-GT
(初代)
Mobil 1BS11位8位
2004松田次生
A.ロッテラー
NSX-GT
(初代)
エプソンBS8位7位
2005松田次生
A.ロッテラー
NSX-GT
(初代)
エプソンDL9位7位
2006L.デュバル
武藤英紀
NSX-GT
(初代)
エプソンDL11位10位
2007L.デュバル
F.カルボーン
NSX-GT
(初代)
エプソンDL2位3位
2008L.デュバル
平中克幸
NSX-GT
(初代)
エプソンDL10位10位
2009L.デュバル
中山友貴
NSX-GT
(初代)
エプソンDL16位14位
2010道上龍
中山友貴
HSV-010 GTエプソンDL14位13位
2011道上龍
中山友貴
HSV-010 GTエプソンDL12位12位
2012道上龍
中山友貴
HSV-010 GTエプソンDL14位13位
2013道上龍
中嶋大祐
HSV-010 GTエプソンDL15位15位
2014中嶋大祐
B.バゲット
NSX
CONCEPT-GT
エプソンDL17位15位
2015中嶋大祐
B.バゲット
NSX
CONCEPT-GT
エプソンDL15位15位
2016中嶋大祐
B.バゲット
NSX
CONCEPT-GT
エプソンDL18位15位
2017B.バゲット
松浦孝亮
NSX-GT
(2代目)
エプソンDL11位10位
2018B.バゲット
松浦孝亮
NSX-GT
(2代目)
エプソン
モデューロ
DL19位15位
2019N.カーティケヤン
牧野任祐
NSX-GT
(2代目)
モデューロ
エプソン
DL12位12位
2020伊沢拓也
大津弘樹
NSX-GT
(2代目)
モデューロDL12位11位
2021伊沢拓也
大津弘樹
NSX-GT
(2代目)
モデューロDL18位15位
2022伊沢拓也
大津弘樹
NSX-GT
(2代目)
モデューロDL15位15位
2023伊沢拓也
太田格之進
NSX-GT
(2代目)
モデューロDL14位13位
2024伊沢拓也
大草りき
シビックタイプR-GTモデューロDL

参戦当初はチャンピオンを獲得するこのとはなかったものの、ホンダ陣営の主力チームとして上位でシリーズを戦ったナカジマレーシングでしたが、スーパーGTに名称が変わってからは徐々に成績が低迷。現在はテールエンダーの常連となってしまいました。

これは2005年から契約をしたダンロップタイヤの性能が、ライバルのタイヤメーカーに劣っているからでしょう。

F1ブーム世代の私にとって、中嶋悟監督は今でも特別な存在。彼のチームが下位に甘んじる姿は見たくないのですが・・・。

おそらくダンロップか多額の活動資金が入っているのだと思いますが、できればブリヂストンと契約して全日本GT選手権の頃のような強いナカジマレーシングを見たい。

2019年、ハンコックタイヤのワンメイクで行われたスーパーGT×DTM特別交流戦で優勝(レース2)をしたように、チーム力は間違いなくトップクラスなのだから・・・。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

GT500チームの歴史

スーパーGT GT500クラスに参戦する他のチームの歴史についても書いていますので、興味のある方はどうぞ!

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大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。