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トムスの歴代GT500マシン ドライバー タイトルスポンサー タイヤ 成績一覧(1995-2024)

2019年

36号車
2019年スーパーGT×DTM特別交流戦にて
  • ドライバー:中嶋一貴/関口雄飛(/宮田莉朋)
  • マシン:LC500
  • タイトルスポンサー:au
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:7位
  • チームズランキング:8位
37号車
2019年スーパーGT×DTM特別交流戦にて
  • ドライバー:平川亮/ニック・キャシディ
  • マシン:LC500
  • タイトルスポンサー:KeePer
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:2位
  • チームズランキング:1位

2019年シーズンは前年からドライバーラインナップに変更は無し(第2戦は36号車の中嶋一貴選手の代役で宮田莉朋選手が出場)。

レクサスLC500がGT-RやNSX-GTよりもアドバンテージがあり、同じくレクサスLC500を走らせるチームルマンと37号車が熾烈なチャンピオン争いを演じます。

そして最終戦で優勝を勝ち取りますがチームルマンが2位に入り、僅か2ポイント差でタイトル獲得はならず。しかし2年ぶりにチームズタイトルは奪取しました。

2020年

36号車
2020年スーパーGT第5戦にて
  • ドライバー:関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:au
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:4位
  • チームズランキング:4位
37号車
2020年スーパーGT最終戦にて
  • ドライバー:平川亮/ニック・キャシディ(/山下健太)
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:KeePer
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:2位
  • チームズランキング:2位

2020年シーズンは中嶋一貴選手がふたたびチームを離脱し、36号車はチーム3年目の関口雄飛選手のチームメイトとしてサッシャ・フェネストラズ選手が加入。37号車は変わらず平川亮選手とニック・キャシディ選手のコンビでシーズンを迎えますが、第6戦を最後にニック・キャシディ選手がチームを離れ、山下健太選手が加入して終盤2戦に出場しました。

コロナ禍で開幕が7月になった2020年シーズン。37号車は相変わらずの強さでシーズンを優位に進めます。

そして最終戦。最終ラップまで首位を走り、これでタイトルは間違いない、と思った最終ラップの最終コーナーを立ち上がり・・・失速!

なんとガス欠で後方を走るチームクニミツにチェッカー目前でオーバーテイクを許し、無念の2位。こんな無念は観たことがない!

結局37号車は3年連続のランキング2位でシーズンを終えることになりました・・・。

2021年

36号車
2021年スーパーGT最終戦にて
  • ドライバー:関口雄飛/坪井翔
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:au
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:1位
  • チームズランキング:1位
37号車
2021年スーパーGT最終戦にて
  • ドライバー:平川亮/サッシャ・フェネストラズ
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:KeePer
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:7位
  • チームズランキング:7位

2021年はマシンが3年間使用したレクサスLC500からトヨタGRスープラに変更となります。

ドライバーは36号車がチーム4年目の関口雄飛選手とルーキーレーシングから移籍してきた坪井翔選手のコンビ。37号車がチーム7年目の平川亮選手と36号車から変更のサッシャ・フェネストラズでシーズンを迎えます。

新型GRスープラはLC500に負けず劣らずの速さを見せ、このシーズンは36号車が選手権争いを繰り広げます。

そして最終戦。昨年最終戦の最終コーナーで逆転されたチームクニミツが順調にレースを進め、ほぼタイトルを手中に収めていましたが、なんとGT300のマシンに追突され無念の敗退。

そんな中、36号車が盤石のレースをして優勝。そしてWタイトルを獲得。

トムスは昨年の屈辱を晴らす結果でシーズンを締めくくりました。

2022年

36号車
2022年スーパーGT富士公式テストにて
  • ドライバー:坪井翔/ジュリアーノ・アレジ
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:au
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:10位
  • チームズランキング:9位
37号車
2022年スーパーGT富士公式テストにて
  • ドライバー:サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:KeePer
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:6位
  • チームズランキング:6位

2022年のドライバーラインナップは36号車の4年間チームに所属した関口雄飛選手がサードに移籍して、ジュリアーノ・アレジ選手が加入。2年目の坪井翔選手のチームメイトになります。

37号車は7年間チームに所属した平川亮選手がWEC(世界耐久選手権)に専念するため離脱し、代わりに宮田莉朋選手が加入。チーム2年目のサッシャ・フェネストラズとコンビを組みます。

この年は37号車が1勝を上げるもランキング6位。36号車はランキング10位と久々に低迷したシーズンでした。

2023年

36号車
  • ドライバー:坪井翔/宮田莉朋
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:au
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:1位
  • チームズランキング:1位
37号車
  • ドライバー:笹原右京/ジュリアーノ・アレジ
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:デロイトトーマツ
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:15位
  • チームズランキング:14位

2023年のドライバーは、前年37号車に所属していた宮田莉朋選手が36号車に変更し、ジュリアーノ・アレジ選手が36号車から37号車に移ります。そして37号車には笹原右京選手がホンダから移籍。

タイトルスポンサーは2013年から37号車をサポートしたKeePerが離脱し、世界最大規模の会計事務所であるデロイトトーマツに変更。マシンのカラーリングが大きく様変わりしました。

シーズンは36号車が第2戦の富士でシーズン初優勝し、続く第3戦鈴鹿でも2位表彰台を獲得。

サクセスウエイトが半減される第7戦オートポリスとウエイト無しのガチンコ勝負となる最終戦で2連勝し、シーズン3勝表彰台4回と圧倒的な強さで王座奪還を決めました。

ただ、37号車に関しては最高位が第2戦の6位と苦戦し、ドライバーズランキング15位と低迷。ジュリアーノ・アレジ選手の安定感が欠けたシーズンでした。

2024年

36号車
2024年スーパーGT富士公式テストにて
  • ドライバー:坪井翔/山下健太
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:au
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:
  • チームズランキング:
37号車
2024年スーパーGT富士公式テストにて
  • ドライバー:笹原右京/ジュリアーノ・アレジ
  • マシン:GRスープラ
  • タイトルスポンサー:デロイトトーマツ
  • タイヤ:ブリヂストン
  • ドライバーズランキング:
  • チームズランキング:

2024年シーズンはヨーロッパに舞台を移した宮田莉朋選手に替わりルーキーレーシングから山下健太選手が加入し、坪井翔選手とコンビを組みます(36号車)。

37号車は前年と同様に笹原右京選手とジュリアーノ・アレジ選手のコンビです。

まとめ

2021年スーパーGT最終戦にて

今回はスーパーGTとその前身である全日本GT選手権に参戦したトムスの歴代のドライバーやマシン、タイトルスポンサー、タイヤ、シーズン成績について見てきましたが、まとめると以下の通りになります。

No.ドライバーマシンタイトル
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タイヤドライバー
順位
チーム
順位
199536関谷正徳
M.クルム
スープラカストロールBS5位5位
199636関谷正徳
P.デ・ラ・ロサ
スープラカストロールBS8位2位
199736M.クルム
P.デ・ラ・ロサ
スープラカストロールBS1位1位
199737関谷正徳
鈴木利男
スープラカストロールBS3位1位
199836関谷正徳
N.フォンタナ
スープラカストロールDL7位3位
199837鈴木利男
K.バート
スープラカストロールDL9位3位
199935山路慎一
P.アンリ・ラファネル
スープラマツモトキヨシML16位9位
199936関谷正徳
黒澤琢弥
スープラカストロールMI2位1位
199937鈴木利男
片山右京
スープラカストロールMI9位1位
200035山路慎一
P.アンリ・ラファネル
スープラマツモトキヨシMI14位9位
200036関谷正徳
土屋武士
スープラカストロールMI17位10位
200037荒聖治
鈴木利男
スープラカストロールMI21位10位
200136黒澤琢弥
土屋武士
スープラカストロールMI12位5位
200137山路慎一
W.ガードナー
スープラマツモトキヨシ
ZENT
MI5位5位
200236土屋武士
W.ガードナー
スープラトクホンMI7位5位
200237黒澤琢弥
P.モンティン
スープラZENTMI11位5位
200336土屋武士
E.コマス
スープラウッドワンMI5位4位
200337黒澤琢弥
M.アピチェラ
スープラZENTMI18位4位
200436土屋武士
M.アピチェラ
スープラウッドワンMI7位3位
200437J.コートニー
片岡龍也
スープラダイナシティMI6位3位
200536土屋武士
J.コートニー
スープラダイナシティ→
オープンインタフェース
BS3位3位
200537片岡龍也
山本左近
スープラダイナシティ→
オープンインタフェース
BS7位3位
200636脇阪寿一
A.ロッテラー
SC430オープンインタフェースBS1位1位
20071脇阪寿一
A.ロッテラー
SC430宝山BS6位5位
200836脇阪寿一
A.ロッテラー
SC430ペトロナスBS3位1位
200936脇阪寿一
A.ロッテラー
SC430ペトロナスBS1位1位
20101脇阪寿一
A.ロッテラー
SC430ペトロナスBS2位2位
201136A.ロッテラー
中嶋一貴
SC430ペトロナスBS8位8位
201236中嶋一貴
L.デュバル
SC430ペトロナスBS11位8位
201336中嶋一貴
J.ロシター
SC430ペトロナスBS3位3位
201337伊藤大輔
A.カルダレッリ
SC430KeePerBS8位8位
201436中嶋一貴
J.ロシター
RC FペトロナスBS3位3位
201437伊藤大輔
A.カルダレッリ
RC FKeePerBS2位2位
201536伊藤大輔
J.ロシター
RC FペトロナスBS7位7位
201537平川亮
A.カルダレッリ
RC FKeePerBS5位4位
201636伊藤大輔
N.キャシディ
RC FauBS5位5位
201637平川亮
J.ロシター
RC FKeePerBS9位10位
201736中嶋一貴
J.ロシター
LC500auBS5位5位
201737平川亮
N.キャシディ
LC500KeePerBS1位1位
20181平川亮
N.キャシディ
LC500KeePerBS2位2位
201836中嶋一貴
関口雄飛
LC500auBS5位5位
201936中嶋一貴
関口雄飛
LC500auBS7位8位
201937平川亮
N.キャシディ
LC500KeePerBS2位1位
202036関口雄飛
S.フェネストラズ
GRスープラauBS4位4位
202037平川亮
N.キャシディ
GRスープラKeePerBS2位2位
202136関口雄飛
坪井翔
GRスープラauBS1位1位
202137平川亮
S.フェネストラズ
GRスープラKeePerBS7位7位
202236坪井翔
G.アレジ
GRスープラauBS10位9位
202237S.フェネストラズ
宮田莉朋
GRスープラKeePerBS6位6位
202336坪井翔
宮田莉朋
GRスープラauBS1位1位
202337笹原右京
G.アレジ
GRスープラデロイトトーマツBS15位14位
202436坪井翔
山下健太
GRスープラauBS
202437笹原右京
G.アレジ
GRスープラデロイトトーマツBS

ご覧いただいた通り、トムスは多くのシーズンでシリーズの中心として活躍し5度のドライバーズタイトルを獲得してきました。この成績はトヨタ系チームでは最多で、スーパーGTの全チームの中でもニスモに次いで2位と、まさに名門チームとして素晴らしい成績を残してきました。

そんなトムスは今後もスーパーGTの中心として活躍することでしょう。

以上、最後までご覧いただきありがとうございました。

GT500チームの歴史

スーパーGT GT500クラスに参戦する他のチームの歴史についても書いていますので、興味のある方はどうぞ!

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ABOUT US
大福
モータースポーツをこよなく愛す、セナプロ世代の四十代。 サーキット観戦デビューは、1996年フォーミュラニッポン第7戦の富士スピードウェイ。ど迫力のエキゾーストノートとタイヤの焼ける匂いを実感し、それまでテレビでしか観戦してこなかった事を悔やむ。以降、F1・WEC・スーパーGT・スーパーフォーミュラなどを富士スピードウェイ・鈴鹿サーキットを中心に多数観戦する。