休日の度に撮り鉄に勤しんでいる昨今だが、本日は焼津市の鉄道(有名?)撮影地でEF66牽引の貨物列車を撮影してみた。
今回の撮影地
今回の撮影地は東海道線の上りで、焼津駅を過ぎた後の長い直線の中間地点。ちょうどサッポロビール静岡工場を過ぎたすぐ向かいに位置する場所だ。
東海道線と並行して細い水路があり、並んで道路が走っている。
その道路のどこからでも撮影ができるのだが、今回撮影した場所は水路に小さな橋(暗渠?)が架かっており、その上からの撮影になる。
それでは当地へのアクセス方法を、クルマと鉄道に分けて紹介してみよう。
クルマでのアクセス
クルマでは東名高速道路の焼津インターチェンジを下り、インターの取付道路を南南東に進む。
そして国道150号線を左折し、岡当目の信号機(右折するとサッポロビール静岡工場)の次の信号機を右折。
東海道線の踏切を渡って左折すると当地に到着する。
時間にすると焼津インターチェンジを下りて5分ほどだ。
撮影地にはご覧のように空き地があり、ここにクルマを駐車して問題ないと思われる。
鉄道でのアクセス
鉄道では東海道線の焼津駅で下車し、一度県道416号線(旧国道150号)に出て、瀬戸川を渡ったら斜め左に入り、そこからまっすぐ歩いていくと撮影地に到着する。
焼津駅からは30分ほど歩くことになる。
そして最後に訪れた、上記の場所から1.1kmほど用宗駅方向に移動した場所が下記になる。
焼津の直線でEF66牽引貨物を撮影
今回の目的はEF66-100番台牽引の貨物列車を狙う。
最近覚えた撮り鉄必見のサイト『貨物ちゃんねる』で当地の通過時間を確認すると、まだ時間があるようだ。
ということで、まずは旅客列車の211系で構図を決める。
手前に障害物がなく、列車とほぼ同じ高さから撮影できるいい場所だ。
ただ、時間が早過ぎたようで、太陽は列車の側面を照らしているのが気になる。順光は午後の遅い時間だろう。
さあ、お次はEF210がやってくる。
・・・十数分後、おっ!ブルーにイエローのラインが入った貨物が見える!
これはラッキー、西濃運輸のカンガルーライナーを捉えることができた!
釜直後のコキに少々の歯抜けが見られるが、同じコンテナがズラリと並ぶ運送会社の貨物は見応えがある。
そして本日のメイン、EF66-100番台がやってくる時間だが・・・うーん、その後かなり待つも来ず・・・。
貨物ちゃんねるで当該機関車の運用情報を確認するとEF66-111号機だと分かり、ツイッターでその釜の目撃情報を調べると、先ほど興津川橋梁を渡ったらしい。
よし、まちがいなく近づいているようだ。
と、程なくして近くの踏切が鳴り、ホワイトにライトブルーの車体が見えた!
ここだっ!
EF66-100番台の形状で正面下部がやや影になってしまったが、まあ悪くない。
それよりも線路にかなり近づける場所のため、焦点距離43mmの標準域で撮影でき、その結果EF66-111号機を強調され、それでいて貨物最後尾までしっかり画角に収まったいい感じの構図になった。
今日も満足だぜ!
静岡市近郊ではレア!?のどかな雰囲気の場所で撮影
先ほどの場所から1.1kmほど用宗駅側に移動した場所にいい感じの曲線があったので、今度はここで撮影してみることにする。
シャッタースピードを1/400に下げてしまったため、313系がややブレてしまったが、夏の空と青々とした田んぼの中を走る列車の雰囲気がなかなか良く、このようなのどかな場所は静岡市近郊ではかなりレアな場所だ。
しかし日曜日の昼間ともなるとお目当の貨物列車の運行は乏しく、その後1時間以上待ったが、ついに現れなかった。
まあ、気軽に立ち寄れる場所なので、近いうちにふたたび訪れることにしよう。
最後に
ということで、今回は焼津駅近くの直線で撮ってみたが、いかがだっただろうか?
貨物列車の主役は何と言っても釜。
その釜の中でも、今後引退が進んで珍しい存在となるであろうEF66-100番台を、線路に近づきながら標準域でパース効果を駆使して釜を強調しながら撮影できるこの直線はなかなか良い。
しかしながら、私としては最後に紹介した静岡市近郊ではレアな、のどかな雰囲気のこの場所はもっと良かったと思っているので、ぜひ近いうちに再度訪れ、その写真をみなさんに見ていただきたいと考えている。
そしてこの日はその後、東海道新幹線の日本坂トンネルを訪れた。
理由は、昭和20年から東海道新幹線開業直前まで、この日本坂トンネルを東海道線(在来線)が使用していたらしく、その痕跡を調べてみたかったからだ。
ということで、次回はその痕跡を紹介したいと思うので、興味がある方は引き続き下記のリンクからご覧ください。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
他にも有名鉄道撮影地を紹介した記事を書いていますので、よかったらご覧ください。