撮り鉄熱が止まらない。
前回は薩埵峠でサンライズ瀬戸・出雲を撮影したのだが、その時に見た電気機関車(鉄道ファンの間では釜というらしい)が忘れられないのだ。
ということで、インターネットで近隣の有名撮影地を探すと・・・カケキク??
そして先日買った『Rail Magazine』の付属として付いてきた貨物列車時刻表によると、午後2時30分ごろにEF66 27通称ニーナが来るらしい。
よーし、ならばそのカケキクとやらに行ってみることにしよう!
今回の撮影地
本日の撮影は、東海道線の掛川駅から菊川駅へ向かう上りの列車を狙う。
この趣のあるレンガづくりの鉄道橋をくぐり、すぐのT字路を左に曲がって、
この坂道を上った場所が撮影地だ。
通常緩いS字カーブをねらうため、35mm換算で300〜400mm級の超望遠レンズが必要になる。
ちなみにこの写真は28mmレンズのリコーGR3で撮影したため、先のS字カーブの様子はまったくもって分からない。
EF66牽引の貨物列車を撮る!
さあ、では列車を撮影していこう。
まずは静岡ロングシート地獄の立役者?313系で構図合わせ。
うーん、3両編成ではイメージが湧かない・・・。
と、その直後、下り線の貨物列車が通過する。
なるほど、線形がよく分かったぞ。
よし、この構図で大丈夫だ。しばし上りの貨物列車を待とう。
・・・来た!
おーっ!長い編成がグニャと曲がっていい感じだ!
次はEF66がやってくるはず。『Rail Magazine』の予測だと国鉄色の27号機(ニーナ)らしいが・・・。
さあ、遠くから機関車の音が聞こえる・・・あれーーー!!?
撮影日時:2021/06/08 13:27 露光量:1/1000秒(f/7.1) レンズ焦点距離:400mm(少々のトリミングあり) ISO:640 カメラ:キヤノンEOS R5 レンズ:EF100-400mm F4.5-5.6L IS Ⅱ USM
結果は同じEF66でも、ニーナではなく新造された100番台だった・・・。
まあ、こちらも年々数を減らしている機関車だし、まあヨシとしよう。
最後に
帰宅してからインターネットで調べてみたところ、EF66-27(ニーナ)はこの6月に全般検査(クルマで言うところの車検に当たるらしい)を迎えたとのこと。
そのまま廃車となってしまうのか、それとも検査を受けてふたたび運用に着くのか。
私としては唯一残されたオリジナルのEF66を、せめて私が撮るまで残っていてもらいたいと思うのだが・・・。
今回はじめて訪れたこのカケキクは、長い編成を撮影するのに非常に適したポイントだった。
当地菊川市は、『カナキクの大カーブ』や、以前に紹介した『菊川のお立ち台』など他にもさまざまな鉄道撮影スポットがあるので、静岡県西部に訪れた際にはぜひとも立ち寄って撮影を楽しんでもらいたい。
以上、最後までご覧いただきありがとうございました。
今回の撮影地は東海道線の掛川駅と菊川駅の間になる。
鉄道では菊川駅で降りて徒歩で30分ほど。
クルマで向かう場合は東名高速道路の菊川インターチェンジを降りて10分ほどで現地に到着する。